2019年02月05日

社会で子どもの命を守っていく思いで〜あなたが悪いんじゃないから…ひとりじゃないから〜

救えたはずの命がまた救えませんでした。

子どものSOSを決して軽く捉えてはならないということを、子どもの教育に携わるすべての人たちに改めて強く認識して頂きたいと心から思います。


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千葉・野田市の心愛ちゃん(小4)虐待死事件。
そのニュースを耳にした時、私は即に昨年起きた東京・目黒区の結愛ちゃん(5才)事件を思いました。

心愛(みあ)ちゃんに結愛(ゆあ)ちゃん。

お二人とも名前に「愛」っていう字があるんですよね。
すてきなお名前と率直に思います。

あの子たちの親は、どんな思いを込めてこの名前をつけたのでしょうか。

おそらく我が子がお腹にいる時から、幾つもの候補を考え迷い、それなりの時間をかけて決めたのではないでしょうか。

そして、我が子が誕生したら我が子にその名前を呼びかけて、笑顔と涙あふれるような愛しい時間が、きっと少なからずあったように私はやはり思えてならないです。

我が子を授かった世の中の大半の親と同じように…。


結愛ちゃんは児相や病院などで、
「パパにやられた。前のパパがよかった」「おうちに帰りたくない。施設がいい」などの言葉を発しました。

結愛ちゃんが書いた悲痛な叫びのSOSといえる手書きノートが事件後に公開されましたが、
胸に突き刺さり涙された方も多かったと思います。


心愛ちゃんは学校のいじめアンケートに、
「お父さんにぼう力を受けています・・・先生、どうにかできませんか」と記入しています。

このアンケートのコピーを父親に渡した教育委員会。
恫喝されて恐怖を感じ、要求に屈してしまったとのことです。


有り得ない…。

怒りを通り越した言葉に表せない感情が私の中で渦巻きました。

これを渡した結果どうなるか。
この子がどんな状況に陥るのか。
その想像力さえ働かせられず自分の身を第一に守る人が、子供を守る立場の仕事なんて全うできるはずないと私は思います。

本当にやるせないです。


この報道を見た世の中の子どもたちが、今後いじめのアンケートに正直なことを書けなくなることも考えられるわけで。

秘密を守るっていってるけど、
大人は守らないということを、
大人は信用できないということを、
少なからず感じて、もう誰にも何もいえないと諦めの心境になった子もいるように私は思っています。

転校後の同アンケートで「いじめを受けていますか?」の質問に「いいえ」と繰り返し答えるしかなかったあの時の心愛ちゃんの心境と同じように…。


SOSを出したくても出せなくなる子が今後更に増えてしまったら…。

そう思うと、今回のことは心愛ちゃんだけの話で終わることではなく、何とも罪深いと率直に私は感じています。


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世の中は様々な技術が進歩して、確かにとても便利になりました。
しかし、その一方で、何か大切なものがどんどん失われていっているように私は感じています。

人と人との繋がりが希薄になり、隣に誰が住んでるかも知らないというような環境に置かれて、それは人付き合いの煩わしさというものがなくなって楽でいいという面も確かにありますが、それに伴い失うものもやはり多くあるように私は思います。


希薄化で地域の住民とのコミュニケーションが不足し、少子化や高齢化で頼れる身内も近くにいなければ、
子育てにおいて特に母親は、ひとりで何役もやりながら、ひとりであらゆることを背負いざるをえない状況になりがちです。

その中で、日々の子育ての様々な悩みなどを夫がいる場合は共有しながら、マイナス感情をも含めた自分の気持ちを夫に理解してもらい、夫婦で同じ方向を向くことができていると感じられたら良いけれど、残念ながらそんな人ばかりではありません。

そうなると、母親は精神的に追い込まれて、一層に孤立感を深めてしまいがちです。
まして、身体的のみならず精神的や経済的なものも含む夫からのDVがあれば、自分の意思表示も正常な判断もできず、自分の気持ちが何なのかわからないような精神状態になってしまう人も少なくないでしょう。

逃げたくても逃げられない、逃げるという感覚すら持てなくなって、
子供を守るという親としての感情すら消えてしまって、
結果的に夫婦間の問題のみならず、子どもにも深刻な影響を及ぼしてしまうこともあるのです。


子どもを支えていくのはもちろんだけど、
子育てしている親を支えていくのも本当に必要不可欠と私は感じています。


矛先が子どもに向けられて、父親そして母親から虐待されている子どもが増え続けている現状が間違いなくあるこの時代に、
私たち大人が何をすべきなのか、何ができるのかを考えて、
ひとりひとりが何か少しずつでも意識を変え向けて、知恵を出し合っていくことが大事ではないでしょうか。


子どもの教育に対して、適切にお金と労力をかけないこの国に、明るい未来なんてないと私は感じています。

幼児教育無償化とか、プログラミング教育とか、税金使ってお金はかけているって言うかもしれない。

でも、お金のかけどころが違うんだよ…って私はずっと思っているんですね。


児童相談所はどこも人手不足です。
相談件数は増える一方で、一家庭に割ける時間はどんどん少なくなっています。

学校を含めた関係機関で、子どものために身を削り心を砕いて頑張られている方々は本当に多くいますが、
余裕がない状態で自分の家庭を犠牲にし、限界を感じられているという方の声がたくさんあります。

業務は複雑化しています。
国としてもっと子どもの教育に予算を割き、その予算も現場の声を聞き現状把握をちゃんとした上で、本当に適切な使い方をしてほしいです。
そして、しっかりとした研修を行うなどの対応も含めた人員の確保と育成も喫緊の課題と思います。


人と人との繋がりが希薄な世の中だからこそ、
今一度、各々がその繋がりというものを心にかけて大事にしようとすることが緊要なのかもしれません。

人と人とが自然と助け合い支え合うことは、いつの時代であってもやはり大切と私は思います。


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「社会で子どもを育てていく」


「社会で子どもの命を守っていく」


そんな思いで、地域の子どもたちに温かくも真剣な眼差しを向けられる大人が、どうかひとりでも多くあってほしいと切に願っています。

最後に…。


今、しんどい思いをかかえている子どもたちへ

正直なところ、
世の中にはいろんな大人がいます。

自分のことしか考えられない大人もいます。

だけど、
あなたにとって、どうしたらいいかを真剣に考えてくれる大人も必ずたくさんいます。


あなたを助けたい。


あなたの命を守りたい。


たとえ家族でなくても、
あなたのことを家族のように大切に思って、
全力で助けようと守ろうとしてくれる大人も必ずたくさんいます。


あなたが悪いんじゃないから。


あなたはひとりじゃないから。


Today's favorite song
歩き出す 明日は僕らで描こう 涙に暮れたとしても塗り変えてゆく
強さ教えてくれた 君の温もりを
追いかけて 果てない未来へ繋がる
いつか巡り逢える虹の橋で 同じ夢を見よう
君のうた(嵐)


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posted by ままあるめりあ at 10:18| Comment(0) | 私の思い、考え、伝えたいこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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